自社の「使命は何か」を深く考えることの大切さを再認識しました|九州経営者フォーラム参加

自社の「使命は何か」を深く考えることの大切さを再認識しました|九州経営者フォーラム参加

先日、グローバル・経営者フォーラムIN九州に参加してきました。昨年は、訳があって福岡に到着した瞬間に泣く泣く東京に戻らなければいけなかったので、2年越しでの初参加となりました。

 

スケジュールの関係で、すべての講演・勉強会に参加したわけではなかったのですが、金美齢さんの講演「愛すべき、この国の未来へ」では、ご自身の経験から外側からの日本と内側からの日本の両面を観たうえで、この日本は総合一位であると言っていました。もちろん、沢山の課題はあります。日本人として、誇らしいと思う気持ちとしっかりと自己研鑽して海外にアピールをしていきたいと身の引き締まる思いです。

元外交官の馬渕睦夫さんの講演「激動の2018年をどう生き延びるか」では外交の目的は、「友好関係の増進」ではなく「国益の増進」であるとはっきり伝えてくれました。トランプ大統領の言動・役割などを論理的に解説してくれました。とても刺激的で面白い内容でした。

 

3日間の多くの素晴らしい講座の中で、私がもっとも衝撃を受けたのが、石坂産業の石坂典子さんのお話でした。

石坂典子さんは、私と同い年の45歳で産業廃棄物処理業を営んでいます。

 

産廃業と言えば、とても過酷な仕事内容で難しい業界だという印象です。そんな中、若い女性社長が、果敢に挑戦して、今までとは全く違う会社へと成長させていることに衝撃を受けました。また、同じ経営者としてその勇気と実行力に尊敬の念を抱きました。

 

講演の中で社長就任当時の過酷な状況をお話しになりました。その当時、所沢の野菜からダイオキシンが検出されたという報道がなされ、その批判の矛先が産廃業者に向けられました。後に、このダイオキシン騒動は「誤報」であることが明らかになったのですが、引き続き批判は止むことなく、中でも最新施設を備えている業界でも目立つ存在の石坂産業に争点が絞られたりしました。絶体絶命とも言える困難な状況で石坂典子さんは創業者であるお父さんから1年間の期限付きで社長を任されました。

 

様々な葛藤・格闘があった後、現在では、地域社会と共生して理想の会社へと着実に近づいていると思います。

私が、ドラッカーマネジメントを勉強したときにも経営者が最初に考えるべきは「われわれの使命は何か」であると何度も教えられました。

事業は、儲かるからではなく、この使命のためにやるのだという基本姿勢が必要なのです。

経営者は、理念、使命を従業員と共有して会社に浸透させて、顧客、地域社会と向き合う。

ドラッカーが、「経営者は経営しなければならない」と言ったことの具体的な実践例を石坂典子さんから学ぶことができ、有益な時間を過ごせました。

私も再度、自社の「使命は何か」を深く考えて社員と共有していきたいと思います。

 

※石坂産業の理念・使命をご紹介します。

経営理念 ~謙虚な心、前向きな姿勢、そして努力と奉仕~
使  命 ~自然と共生する、つぎの暮らしをつくる~
コーポレートスローガン ~自然と美しく生きる~