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小説『峠』司馬遼太郎
2015/10/10

こんにちは、石川和司です。
先日、司馬遼太郎の「峠」を読み直していたらやはり次の記述が心に突き刺さりました。
その志の高さ、低さによって、男の価値は決まる。
・・・志は塩のように溶けやすい。
男子の生涯の苦渋というものは、その志の高さをいかに守りぬくかということにあり、それを守りぬく工夫は格別なものではなく、日常茶飯事の自己規律にある。
箸の上げ下ろしにも自分の仕方がなければならぬ。
物の言い方、人とのつきあい方、息の吸い方、息の吐き方、酒の飲み方、あそび方、ふざけ方、すべてにその志を守るがための工夫によって貫かれておらねばならぬ
2001年1月に開業してから今年で15年、僕の志は本当に塩のように溶けては乾きを繰り返しているようです。
悔しいほどに過ちを繰り返しております。
やはり、僕には、P.F.ドラッカーが「経営者は学び続けなければならない」と言ったとおり、たくさんの情報を知識に変えていく意味の勉強が必要なのだと痛感して、自己変革していきたいと思います。
また、P.F.ドラッカーは「人の卓越性は、一つの分野、あるいはわずかな分野において実現されるのみである」と言ってます。
われわれの使命は何か、われわれの強みは何か、・・・根本的な問いかけに対して定期的に思考して答えていくことにより、集中することがいかに重要か、あるいは集中せざるを得ないと気づかされます。
限られた時間の中で、世の中に貢献するためには一つのことに集中せざるを得ない。
一人ではできることが限定されるため、分業化されたチームにより人に支えられて人を支えていく。
溶けやすい志を高く保ちながら世のため人のためにがんばります。
Square1株式会社
司法書士法人石川和司事務所
代表 石川和司